Core Ultra 9 285Kで冷却性能をチェック
Ryzen 9 9950X3Dのテストでは「Phantom Gaming 360 LCD」は一度もファンがフル回転することなく、そのポテンシャルの高さを感じることができた。続いて、標準設定でMaximum Turbo Powerが250Wに設定されているLGA1851の最上位モデルIntel Core Ultra 9 285Kでも冷却性能をチェックしていこう。マザーボードはIntel Z890チップセットを採用するASRock「Z890 Taichi」、プリセットはデフォルトの「Intel Default Settings」を選択し、CPU温度は「CPU Package」、動作クロックは「Core Clocks (avg)」の数値を採用した。なお、その他の設定はRyzen 9 9950X3Dと同じ条件で計測を行っている。
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Core Ultra 9 285Kでは、Processor Base Power(TDP)は125Wだが、Maximum Turbo Powerは250Wとかなり高めに設定されている
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PL1/PL2とも250Wに設定されており、冷却性能に余裕があればPackage Powerは最大250Wまで上昇する可能性がある
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Package Powerが225W前後で推移する「Cinebench 2026」では、CPU温度は平均約71℃、最高温度も77℃で「Phantom Gaming 360 LCD」にはまだ負荷が軽い印象だ。またPackage Powerが250W前後まで上昇する「OCCT 16.0.2」でも、CPU温度は平均約78℃、最高温度は87℃でテスト中に90℃を超えることは一度もなかった。
アイドル時はやはり「0dB サイレントクーリングテクノロジー」によりファンの回転は停止している。また高負荷時でも「Cinebench 2026」は2,000rpm前後、ノイズレベルも45dBAを超えることはなく、風切り音が主張し始めるが耳障りに感じるほどではなかった。ただし、ファンがフル回転になる「OCCT 16.0.2」では、ノイズレベルは47dBA前後まで上昇。オープンフレームPCケースでのテストでは、風切音が耳障りに感じる。とは言え、50dBAを超えるものもあるハイエンドオールインワン型水冷ユニットの中では明らかにノイズは小さく、空気抵抗を最小限に抑えたコルゲートフィン設計の効果は確実にあるようだ。