引き続き「G-Master Hydro Extreme Z890i」の構成パーツをチェックするため、強化ガラス仕様のサイドパネルを開放し、その内部に迫っていこう。なお、編集部に届けられた評価機は基本構成そのままの状態で、カスタマイズによるパーツの追加は行われていなかった。
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まずはこの「G-Master Hydro Extreme Z890i」のコアと言える、オリジナル水冷GeForce RTX 5090グラフィックスカード
「Hydro LC Graphics Plus GeForce RTX5090 32GB」から見ていこう。
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ドイツの冷却メーカーであるLYNK+社と共同開発した水冷ユニットは、従来型とは異なるフルカバータイプ。GPUだけでなくビデオメモリや電源周りを含めた、カード上のコンポーネントすべてを水冷で冷却する仕組みだ。GeForce RTX 5090搭載モデルながら、そうとは思えないほどスリムな2スロット仕様に収められている。 さらにメタリックな外装のエッジ部分にはARGB LEDを内蔵。機能美を体現する「G-Master Hydro Extreme Z890i」にあって、ケース内部をほどよくドレスアップするイルミネーション要素になっている。
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| カード全体を覆うフルカバータイプの水冷ユニット。エッジ部分にはARGB LEDも内蔵されている |
また水冷ラジエーターには、大口径のチューブを介してモジュラー式コネクタで水冷ユニットと連結される、360mmサイズの大型ラジエーターを採用。TGP575Wに達するGeForce RTX 5090を冷却するため、従来の240mmサイズから変更されることになった。 そして冷却ファンは、Noctuaの最新ハイエンド120mmファンである
「NF-A12x25 G2 PWM」(回転数1,800rpm/最大騒音22.5dB)を採用。硬質・軽量かつ熱膨張に強いSterrox液晶ポリマー製ブレードを採用するNoctua第2世代の冷却ファンで、第1世代モデルに比べ回転数を抑えつつ、風量と静圧を向上させている。冷却機器と組み合わせた際に最も効果的な性能を引き出せるという、ラジエーター向けの特性を備えた高性能ファンだ。
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| 従来より大型化した360mmサイズの水冷ラジエーターを搭載。冷却ファンはNoctua「NF-A12x25 G2 PWM」で、吸気方向にマウントされているようだ |
| チューブ接合部のコネクタは、GPUの世代が変わってもラジエーターを流用可能なモジュラー式を採用している |
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| グラフィックスカードだけでなくCPUの冷却にも360mmラジエーターを使用しているため、チューブの交錯するエリアはかなりタイトになっている | |
なお、本製品で選べるグラフィックスカードは「Hydro LC Graphics Plus GeForce RTX5090 32GB」のみ。水冷仕様のGeForce RTX 5090を搭載する前提の構成になっており、カスタマイズメニューで他のGPUに変更することはできない。
続いてこちらも水冷ユニットで冷却されるCPUと、そのクーラーについてチェックしよう。基本構成ではシリーズの最上位モデルである、24コア/24スレッドの
「Core Ultra 9 285K」を搭載している。 カスタマイズメニューではOC非対応のCore Ultra 9 285や14コアのミドルレンジ向けCore Ultra 5 245Kなど、Intel Core Ultra 200Sシリーズの他モデルへ変更が可能。ただしGPUはGeForce RTX 5090に固定されていることから、CPUがボトルネックになるようなダウングレードは避けたいところだ。
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| Asetek製のオールインワン型水冷ユニットを採用。360mmサイズの大型ラジエーターがトップ側にマウントされている |
また、冷却にはAsetekによる最新世代のオールインワン型水冷ユニット
「636S-M2 RGB」を採用。銅製コールドプレートとマイクロチャネル構造を組み合わせたウォーターブロックと、360mmサイズの大型ラジエーターのタッグにより、Core Ultra 9 285Kを強力に冷却する仕様だ。 そして冷却ファンは、やはりNoctuaによる120mmファンの鉄板モデル
「NF-F12 PWM」(回転数1,500rpm/最大騒音22.4dB)を搭載。優秀なエアフローと静圧性能、静音性を兼ね備えた高性能ファンで統一するという、こだわりの構成になっている。
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| ウォーターブロックのヘッドは、サイコムロゴがレイアウトされた特別仕様。トップ外周とロゴ部分にはARGB LEDが内蔵されている |