「流界2」シリーズに採用されているマザーボードは、背面コネクタ仕様のMSI「PRO B840M-P EVO PZ」だ。ストームがMSIより独占的に供給を受けている特別モデルで、随所にストームのリクエストによる独自カスタマイズが施されている。
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コネクタやスロットが可能な限りヒートシンクでカバーされているのが特徴で、最も象徴的な存在が独自のメモリスロットカバーだ。メモリの部品的な存在感や凹凸をスマートに隠すカバーで、しかも単なる見た目だけのカバーではなく、しっかりヒートシンクとして機能するように裏面にはサーマルパッドも貼り付けられている。
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| メモリの目隠し用に取り付けられたカバー。ストームがMSIに特注したもので、メモリの発熱を逃がすためにサーマルパッドが貼られている | |
そのほかマザーボードとしては、ヒートシンク付きのPCI Express 4.0(x4)対応M.2スロットを搭載するほか、ネットワークは2.5ギガビット有線LANとWi-Fi 6Eをサポートしている。 ちなみに余談ながら、Intelプラットフォームのマザーボードでは水冷チューブが干渉により最短配線で取り回せなかったため、AMDプラットフォームがチョイスされたという事情もあるようだ。
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| 「PRO B840M-P EVO PZ」のバックパネル。マザーボード側の映像出力に誤って接続することがないように、「使用しない」シールが貼られていた |
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カバーで目隠しされたメモリスロットには、基本構成でDDR5-5600対応の32GB(16GB×2)が組み込まれている。カスタマイズメニューはシンプルなもので、唯一64GB(32GB×2)構成への変更が可能。動作クロックやその他容量のカスタマイズには対応していない。 なお、評価機にはKingston製の16GBモジュールが2枚組で装着されていた。
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| 本来ならかなりメモリが存在感を放ってしまうところ、特注のカバーヒートシンクで目隠しされている | |
ストレージとして組み込まれていたのは、PCI Express 4.0(x4)に対応するKingston製NVMe M.2 SSDの1TBモデル「SNV3S/1000G」だった。カスタマイズメニューでは最大2TBが選択可能なほか、同じく最大2TBのNVMe SSDを追加できる。
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ただし3.5インチHDDや2.5インチSSDはカスタマイズメニューに用意されていないため、大容量のデータHDDなどが必要な場合は、別途ユーザー自身で組み込まなくてはならない。
「RK2-97X57」に組み込まれていたのは、台湾の老舗電源メーカーであるCWT製の電源ユニットだ。80PLUS GOLD認証を取得した850Wモデルで、必要なケーブルのみを接続すればいいフルモジュラー仕様。ただし「流界2」の構成では使用しないSATA電源ケーブルも裏配線スペースに取り回されており、ユーザーによるストレージの追加も想定されているようだ。 ちなみに構成パーツ次第で電源ユニットの容量は異なり、Ryzen 9 9950X3D/GeForce RTX 5080構成のモデルを選択した場合は1200Wが組み込まれる、
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| 組み込まれていた電源ユニットの型番は「GPX850S5」。この構成では使用しないSATA電源ケーブルも、ストレージ増設を見据えて配線されている |