オーバークロックメモリの効果を確認
続いてオーバークロックメモリの効果を各種ベンチマークで確認していこう。なお比較対象としてDDR5-4800動作時でも計測を行っている。
ベンチマークテスト:「AIDA 64 Cache &Memory Benchmark」
「AIDA 64 Cache &Memory Benchmark」の結果を確認すると、メモリ帯域はDDR5-4800と比較して約27~34%も向上している。またレイテンシは約77%に短縮され、メモリ関連のテストではオーバークロックメモリの効果はかなり大きいことがわかる。
ベンチマークテスト:「CINEBENCH」
レンダリングの定番ベンチマーク「CINEBENCH」の結果を確認すると「CINEBENCH R15」から「CINEBENCH R23」まではシングルコア、マルチコアともスコアに変化はなかった。ただし、「Cinebench 2024」や「Cinebench 2026」では、シングルコア(やシングルスレッド)では約3%、マルチコアでは約6%スコアが上昇しており、新バージョンではメモリの影響も確実にある。
ベンチマークテスト:各種ゲーム
GPU(グラフィックスカード)の影響が大きい「Doom:The Dark Ages」では、メモリクロックによる差はないものの、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」や「Watch Dogs Legion」ではフルHD解像度で約8%、「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」でも約4%パフォーマンスが向上している。最近はメモリ価格が高騰しており、なかなかオーバークロックメモリに手を出しづらい状況ではあるが、解像度を抑えつつフレームレートを稼ぎたい場合には、メモリもできる限り高速なものを用意したい。
安定性とコスト性能を両立。新定番を狙う「B850 Rock WiFi 7」
ASRockの新シリーズ「Rock」の中でも中核を担う「B850 Rock WiFi 7」。「PRO」シリーズの下位にあたるエントリークラスの製品だが、Dr.MOSによる計12フェーズの堅牢な電源回路や大型のアルミニウムヒートシンク、そして信号ノイズに強い高品質な8層PCBの採用により、Ryzen 9000シリーズでは最も消費電力の多いRyzen 9 9950Xとの組み合わせにおいても、動作に一切の不安はなかった。
さらに8,000MHzのオーバークロックメモリも極めて安定して動作しており 、まさにシリーズ名の由来でもある“as solid as a rock”の哲学を地で行く仕上がりだ。
機能面では上位モデルとの差はあるものの、PCI Express 5.0対応のx16スロットやM.2スロット、最新のWi-Fi 7など主要な機能は網羅している。エントリー層はもちろん、ミドルレンジの製品を検討している多くのユーザーにとって十分な仕様と言える。加えて、64MBの大容量BIOS ROMの採用により、今後登場する次世代CPUへの対応が謳われているのも大きな魅力だ。
派手な装飾や過剰な装備は不要。安定性や最新規格への対応など実利をとるユーザーにとって、長期にわたって安定して使える「B850 Rock WiFi 7」は、新定番として広く支持される1枚になるだろう。
提供:ASRock