自作PC市場の主役は、いつの時代もATX規格だ。しかし近年は、あえて小型 筐体をメインPCに選ぶユーザーも増えている。設置スペースの制約だけでなく、Mini-ITXやMicroATXでも十分な性能を引き出せるマザーボードが揃ってきたことが背景にあることは間違いない。
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| Okinos「MiniArt 4」 市場想定売価税込7,480円(2026年1月31日発売) 製品情報(Okinos / 株式会社リンクスインターナショナル) |
かつて“ATXの下位”という印象を持たれていたMicroATX規格だが、現在ではM.2スロット数など一部を除けば、ハイエンド構成にも十分対応できるポテンシャルを備える。問題は、それを受け止める筐体側の設計だ。拡張性とエアフローをどこまでコンパクトにまとめられるかが、ミニタワーケースの価値を左右する。 今回取り上げるOkinos「MiniArt 4」は、24.5リットル(内部容積)の筐体にハイエンド構成を収められる設計をうたうミニタワーPCケースだ。MiniArt 4は、その問いにひとつの答えを示す存在になり得るポテンシャルを秘めている。
ミドルタワーの「Aqua 6 Infinity」とはコンセプトの異なるMiniArt 4だが、同一世代・同一メーカーの製品ということもあり、共通する意匠がある。それがOkinosロゴをあしらった木製バッジの存在だ。 2024年設立の新興メーカーであるOkinosにとって、ブランドイメージの確立は重要なテーマのひとつだろう。自作PC市場は競合が多く、存在感を示すのは容易ではない。そうした中で用意されたのが、この「Wooden Logo Badge」というワケだ。
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| 「Wooden Logo Badge」(FSC Certiflcate code;FSC BV-COC-125023/BV-CW-125023) |
トップパネルに埋め込まれる形でネジ留めされた木製バッジには、FSC認証を受けた北米産ブラックウォルナット(クルミ材)が使用されている。小さなパーツではあるものの、製品の印象を左右するワンポイントとして機能している。
実機に触れる前に、MiniArt 4をスペック表から読み解いておこう。対応マザーボードはMicroATX、Mini-ITXで、PCケースの製品カテゴリはミニタワーに属する。主な素材はスチールで、副素材にプラスチック、さらに北米産ブラックウォルナットが使われている。

外形寸法は幅200mm、奥行き395mm、高さ343mmで、コンパクトなボディとあって重量は約4.04kgと軽い。なおパッケージサイズは幅261mm、奥行き418mm、高さ455mmで、付属品および緩衝材を含めた総重量は約4.99kgとされる。ボディサイズと比例したコンパクトな外装パッケージだけに、店頭購入での持ち帰りも容易に行うことができる。これも小型PCケースのメリットと言えるだろう。