観察しながら撮影できる高機能な双眼鏡。悪用は厳禁ですよ

“最もリーズナブルで実用的”と謳う、ナイトビジョン双眼鏡のプロジェクトがKickstarterで注目を集めています。その名も「ACPOTEL」というこの双眼鏡には赤外線ライトが内蔵されていて、夜の暗闇もお構いなしに観察できるシロモノ。しかも同時に撮影までが可能という高機能なタイプです。 このアイテムを手がけているのは、レーザー計測器などを製造している中国・広東省のACPOTEL社。どうやら初めてのプロジェクトらしいのですが、なんと現時点で目標額の6,000％に迫る資金を調達するなど、その期待度はハンパじゃありません。ちなみに皆さん、何に使うつもりなんでしょうか。 双眼鏡としては、独自の光学技術により500m先までの観察が可能。光学5倍、デジタル8倍ズームに対応していて、かなりの遠距離でも鮮明なイメージで捉えることができます。そして製品のキモになっている撮影機能は、720pのHD動画および130万画素の写真が撮影できるとのこと。 また、ハイビームとロービームのデュアル赤外線ライトは、3段階の明るさ調節に対応。双眼鏡を覗き込んだ際の表示モードは3つあり、ゲーミングっぽい“Game mode”と野生動物の撮影に便利そうな“Professional mode”、最低限の表示に留めた“Pure mode”から選べます。 スクリーンには見やすく大きな4.5インチのIPSパネルを採用。メガネもOKなオープンファインダータイプになっているのは、メガネユーザーの一人としては嬉しいポイントですね。操作もボタン式で超簡単、露出やISO値もワンタッチで変更できます。 なお、メディアは最大32GBのmicroSDカードに対応していて、8GBの場合は最大1,000枚の画像と120分の動画を録画できるとのこと。本体は雨でも使える防水仕様。電源は内蔵する2,000mAhの18650電池で、1回の充電で最大8時間使えるそうです。 さて、そんな「ACPOTEL」のキャンペーンは、2022年2月2日（日本時間/UTC+09:00）まで。あと20日ほど期間が残っています。出資額は179ドルから。ちなみにより上位の「ACPOTEL Pro」なるモデルもあるようですが、どうやら違いは18650電池が付属するだけの模様。リチウムイオン電池としては一般的なタイプなので、身の回りで売っているなら標準モデルで良さそうですね。もし手に入ったら？うーん、野鳥の観察にでも使いましょうか。