独自拡張で8Mbitに対応。SCCを調達して追加実装する“半完成品”
コナミのSCC音源チップを使って組み立てるMSX用フラッシュカートリッジキット
「MSX MEGA-SCC RAM 8Mbit version」が
家電のケンちゃんに入荷している。サークルIllegal function callによる同人ハードウェアで、販売価格は税込8,980円。
コナミのSCC音源チップを使用してMSX用フラッシュカートリッジの「MEGA-SCC(似非SCC)」を組み立てるキットの新バリエーションとして、より高速なSRAMバージョンが登場。基板には電池ボックスやマグネットセンサー、バンク切り替えスイッチなどが実装された“半完成品”になっており、SCC音源チップの「2212P003」のみ実カートリッジから取り外して実装する必要がある。
「2212P003」の最大容量は4Mbitながら、独自拡張により8Mbitに対応。スイッチ切り替えで4Mbit×2のマルチSCCカードとして使用することもできる。
DACには「KONAMI 051650」と同等回路をあえて採用することで、音質の違いが出ないよう配慮。さらにノイズ対策として大容量コンデンサを実装し、SCCから発生するノイズを低減させている。また、SRAMのバックアップ用に電圧監視ICを搭載、データ消失が起きにくい回路構成になっているとのこと。
カセットシェルはKONAMIのMSX Cassette（一部加工が必要）、RGR製のTransparent Cartridge Shell for MSX Konami-styleに対応。なお、製品にはバックアップ用のCR2032電池が付属する。
