トップパネルの約80%はメッシュ仕様で、いかにも通気性は良さそうだ。ダストフィルターを必要としない、目の細かい通気孔部分には、冷却ファンまたはラジエーターが設置できる。

パネル素材はスチールで、シャーシには前方2箇所、左右各2箇所にピンを設け、プラスチック製のキャッチでロックするツールフリー仕様とした。なおパネルサイズは実測で幅約238mm、長さ約425mmで、スイッチおよび外部アクセスポート部分はその形状に合わせてパネルが打ち抜かれている。
左サイドパネルには強化ガラスが装着されている。エアフロー重視ではありながら、魅せる要素も忘れてはいない。厚さは4mmで、透明度の高いクリアなガラスを採用。ベゼル部は上下・左右共に約23mmで、上下にはスチール製プレート、左右にはスポンジがそれぞれ装着されていた。

シャーシへの固定は、下部2箇所を引っ掛け、上部は2本のピンとプラスチック製のキャッチでロックするツールフリー仕様。パネルサイズは実測で幅約425mm、高さ約350mmだった。 また、強化ガラス製パネルの下段には、通気孔仕様のスチール製サイドパネル(サブパネル)も装備されている。これは内部の電源ユニット搭載スペースの高さに合わせたもので、シャーシには複数箇所を引っ掛け、後方2本のハンドスクリューで固定されている。ここをオープンにできることで、電源ユニットの搭載作業をはじめ、ケーブルマネジメント作業もしやすそうだ。
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| 左側面下の”サブパネル”は幅425mm、高さ約90mmで、ほぼ全面が通気孔仕様だった |
一方の右サイドパネルは、幅約425mm、高さ440mmのスチール製。いわゆるソリッドパネルの下部には、幅約415mm、高さ約85mmの通気孔が設けられている。なおシャーシへの固定は下部2箇所を引っ掛け、上部は2本のピンとプラスチック製のキャッチでロックできる。
内部設計にひと工夫を加えたPCケースだけに、リアパネルのレイアウトも一般的なミドルタワーPCケースのそれとは異なる。上から順に見ていくと、上段右手は冷却ファン増設スペースの通気孔、その左手のカットアウトはマザーボードのバックパネル。中段左は拡張スロット金具でその右手のスペースも余すところなくハニカム状の通気孔とした。

そして、通常なら最下段にあるはずの電源ユニット開口部が存在せず、代わりに通気孔と、その中央にインレット(3pin)を内蔵。これは、電源ユニットをフロントパネル裏側にマウントしているためで、内部には中継ケーブルを介して電源ケーブルを接続する構造になっている。ミニタワーや小型PCケースなどで見られる仕組みであり、その構造をイメージしやすいだろう。
本体をひっくり返し、ボトムパネルの構造を確認してみよう。底面の大部分を占めるのは通気孔で、その全体を覆うようにマグネット固定式の大判ダストフィルターが装着されている。後ほど詳しく触れるが、Air Crossのボトム面には冷却ファンを直接増設することはできない。しかし、内部に配置された2基の冷却ファンの性能を最大限に発揮させるためには、このボトム面の通気性が重要な役割を果たす。

また、四隅にはプラスチック製の台座を装備。設置面には滑り止め用のラバーが貼り付けられており、安定した設置をサポートしている。なお、台座の高さは実測で約10mm。設置面とボトム面の間に適度なマージンを設けることで、エアフロー性能の確保にもつながっている。
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| 大判ダストフィルターは実測で幅約163mm、長さ約390mm。インシュレーターのラバーは幅約23mm、長さ約61mmだった | |