アキバ取材班Bの「アキバのごはん」第113回

最近はラーメンばかり（しかも濃いめ）食べていたので、その日は何かさっぱりした定食にしようかと考えていました。普段うろついている中央通りやジャンク通り付近で、手軽に定食が食べられるお店といえば「炉ばた 石くら」。店頭にズラッと並んだ定食のお品書きは、バリエーションも多く迷ってしまいますね。 とは言え、個人的なご飯タイムは20時前後。このくらいの時間帯だと石くらでは居酒屋利用のお客さんも多いと思いますが、お昼時と同じく定食も食べられます。しかしここで気になったのは、文字通りの看板メニューである「牛すじ煮込み」。夜はこれで一杯やるのが定番なんでしょう。それを丼に盛り付けたり、“メガセット”なる完全体もある模様。 ･･･ここは直感に従って、その「牛すじメガセット」を注文することに決めました。お会計は1,000円ちょうど（牛すじ丼680円+メガセット320円）です。さっぱりとは何だったのか。 夜の時間帯は、お店に入って「飲みで～」と声を掛けると居酒屋利用。定食の場合は入り口の券売機で食券を購入します。そのまま席に案内されると、10分とかからずに「牛すじメガセット」が運ばれてきました。思った以上に早いですね。 メインの牛すじ丼に加えて、付け合せが唐揚げに、味噌汁が牛もつ椀に変更されているというセット。見事に真っ茶色な定食ですが、たいてい美味しいものは茶色なんだから仕方ないでしょう。 牛すじ丼は普通盛りながらご飯多め、しっかり煮込まれて味のしみた牛すじとのコンビが良好です。上にのっている半熟卵を割ると、マイルドさが増していい感じ。途中で卓上の七味などをパラリとかけつつ、パリッとした唐揚げを挟めば口飽きもしません。唐揚げは衣に味がついていて、やや自己主張強め。全体的に濃い目の味付けになっています。 もつ煮も濃厚で歯ごたえがあり、ゴロゴロ入っている味のしみた大根もグッド。カロリーがめちゃ高そうなセットではありますが、こういうのを食べていると一杯やりたくなりますね･･･。 ちなみに牛すじ丼だけでなく、丼ものはすべて“メガセット化”することが可能です。さらに丼もの以外の定食の場合、「ご飯ナシで」と伝えると、お値段そのままご飯を冷奴に変えてくれるとか。ヘルシー志向な人には嬉しいサービスですね。 さて、そんな「炉ばた 石くら」の営業時間は、平日が11:00～23:00（料理L.O/21:50）で土曜が11:00～20:30（最終入店20:15）、日祝日が11:00～20:00（最終入店19:40）まで。サラリーマンに人気のお店とあって、土日祝日は早めに閉まる点に注意です。