RTコアやTensorコアも増加

NVIDIA Corporation（本社：アメリカ・カリフォルニア州）は2022年1月4日（現地時間）、CES 2022に合わせてオンラインカンファレンスを開催。Ampereアーキテクチャを採用する「GeForce RTX 30」シリーズの最新GPU「GeForce RTX 3090 Ti」などを発表した。

従来よりさらに高速なメモリスピード21GbpsのGDDR6X 24GBメモリを搭載する

「GeForce RTX 3090 Ti」の詳細については今月末に発表される予定だ

「GeForce RTX 3090 Ti」は、「GeForce RTX 3090」（19.5Gbps）からメモリクロックを21Gbpsに引き上げたフラッグシップモデル。ちなみにメモリ容量はGDDR6X 24GBから変更がないものの、RT性能は69TFLOPSから78TFLOPSに、Tensorコア性能は285TFLOPSから320TFLOPSへと引き上げられているという。なお詳細については今月末に発表があるとのこと。

GTXシリーズからのアップグレードに最適な「GeForce RTX 3050」。当然ながらレイトレーシングやDLSSに対応し、最新のゲームで60fpsを超えるパフォーマンスを発揮する

「GeForce RTX 3050」は、GeForce GTXシリーズからのアップグレードに最適なGeForce RTX 30シリーズのエントリークラスモデル。主なスペックはRTコア18基、Tensorコア73基、CUDAコア数2,560基、ベースクロック1,552MHz、ブーストクロック1,777MHz、メモリバス幅128bitで、ビデオメモリはGDDR6 8GB。 GCP（Graphics Card Power）は130W、補助電源コネクタは8pinx1、マルチディスプレイは4画面までサポートし、最高解像度は7,680x4,320ドット。発売は1月27日より開始され、価格は249ドルから。

GeForce RTX 3080 Ti Laptop GPU	GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU

またノートPC向けの最新GPUとして「GeForce RTX 3080 Ti Laptop GPU」と「GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU」も同時リリース。搭載モデルはいずれも2月1日より発売が開始され、価格はそれぞれ2,499ドルからと1,499ドルからとされている。

GeForce RTX 30 Laptop GPUシリーズを使うことで、M1 Maxチップを搭載したMacBook Pro 16よりも遥かにレンダリング時間を短縮できるという