最新SoC採用で性能が大きく向上、11インチ/12.9インチの2サイズ展開

Apple Inc.（本社：アメリカ カリフォルニア州）は2022年10月18日（現地時間）、M2チップを搭載したハイエンドタブレット「iPad Pro」の最新モデルを発表した。ディスプレイサイズは11インチと12.9インチの2サイズ展開で、Wi-Fiモデルに加えて5G対応のWi-Fi+Cellularモデルをラインナップ。カラーはスペースグレイとシルバーから選べる。価格は税込124,800円から。 プロセッサが自社設計の最新SoCであるM2チップに刷新。8コアCPU+10コアGPUで構成され、前世代のM1チップに比べてCPU性能は最大15％、GPU性能は最大35％向上している。また、16コアNeural EngineによるAI処理性能は、M1比で40％多い演算処理が可能という。 ディスプレイは11インチモデルがLiquid Retinaディスプレイ（2,388×1,668ドット）、12.9インチモデルはミニLEDバックライトを採用したLiquid Retina XDRディスプレイ（2,732×2,048ドット）を搭載。第2世代Apple Pencilによるペン入力に対応する。 メモリとストレージは、8GB+128GB/8GB+256GB/8GB+512GBおよび16GB+1TB/16GB+2TBを内蔵。ProResビデオ撮影が可能な1,200広角カメラ+1,000万画素超広角カメラ（+LiDARスキャナ）構成の2眼カメラ、4スピーカーオーディオシステムを備えるほか、生体認証はFace IDに対応する。 外形寸法と重量は、11インチモデルが幅178.5mm、奥行き247.6mm、厚み5.9mm、466～468g。12.9インチモデルが幅214.9、奥行き280.6mm、6.4mm、682～684g。 「iPad Pro」と共通のデザインに刷新された、無印「iPad」の新モデルも同時リリース。画面サイズは従来の10.2インチから10.9インチへと大型化、インターフェイスもLightningからUSB Type-Cに変更されている。Wi-Fi+Cellularモデルは新たに5Gに対応、カラーバリエーションは鮮やかな4色展開。 Liquid Retinaディスプレイ（2,360×1,640ドット）、プロセッサはA14 Bionicを搭載。ストレージは64GBと256GBをラインナップする。1,200万画素メインカメラと1,200万画素インカメラ、トップボタン一体型のTouch ID、ステレオスピーカーなどを備える。外形寸法は幅179.5mm、奥行き248.6mm、厚み7mm、重量477～481g。 そのほか、HDR10+に対応するA15 Bionic搭載のスマートTVユニット「Apple TV 4K」の新モデルも発表されている。