Snapdragon XR2 Gen 2採用で性能が大幅向上、シリーズ最高解像度に

Meta Platforms, Inc.（本社：アメリカ カリフォルニア州）は2023年9月27日（現地時間）、新製品発表イベントの「Meta Connect 2023」にてVRヘッドセットの最新モデル「Meta Quest 3」を正式発表した。日本でも10月10日に発売予定で、販売価格は税込74,800円から。 2020年に発売された「Meta Quest 2」の後継モデルにあたり、SoCはQualcommと共同開発したSnapdragon XR2 Gen 2を搭載。グラフィックス性能はQuest 2比で2倍に向上した。メインメモリも6GBから8GBへと増量されており、全体的にスペックが引き上げられている。

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また、ディスプレイは“Questシリーズで最高の解像度”を謳う、片側2,064×2,208ドットの有機EL「Infinite Display」を搭載。従来から30％高解像度化かつ視野角も拡大したほか、リフレッシュレートは90Hzに対応（120Hz駆動もテスト中）した。さらに薄型のパンケーキレンズを採用することでシャープネスや精細さが向上、光学系を40％もスリム化することに成功したという。 MR（複合現実）も強化され、複数のカメラセンサーとXR2 Gen 2の性能によりQuest 2比で10倍以上の高精細なパススルーが可能。装着したまま周囲の風景をカラーで表示する「カラーパススルー」にもメインストリーム機として初対応した。 最新コントローラの「Touch Plus」は、従来のリング形状のデザインから刷新。振動機能による触覚フィードバック機能を備えるほか、「Quest 3」ではコントローラなしでのジェスチャー操作にも対応する。 また、ステレオスピーカーとマイクを内蔵。空間オーディオの再生音域はボリュームが40％向上した。インターフェイスはUSB Type-Cおよび3.5mmヘッドホンジャックを搭載、Quest LinkケーブルによるPC VRにも対応する。バッテリは18W電源アダプタにより約2.3時間でフル充電が可能で、最大使用時間は平均2.2時間とされる。