新しい最高性能チップのM3 Ultraも発表され「Mac Studio」に搭載

Apple Inc.（本社：アメリカ カリフォルニア州）は2025年3月5日（現地時間）、M4チップを搭載した薄型ノートPC「MacBook Air」、M4 Max/M3 Ultra搭載のクリエイター向けデスクトップPC「Mac Studio」を発表した。本日より予約を受け付け、3月12日より販売が開始される。 新しい「MacBook Air」が搭載するM4チップは、10コアCPU/最大10コアGPU/16コアNeural Engineで構成され、最大32GBのユニファイドメモリに対応。過去のM1搭載モデルに比べ最大2倍、Intel CPU搭載モデルとの比較では最大23倍高速とされる。 Liquid Retinaディスプレイを搭載し、解像度は13型モデルが2,560×1,664ドット、15型モデルが2,880×1,864ドット。バッテリは最大18時間駆動する。ネットワークはWi-Fi 6Eに対応、インターフェイスはThunderbolt 4×2などを備える。 外形寸法と重量は、13型モデルが幅304.1mm、奥行き215mm、厚み11.3mm、1.24kg。15型モデルが幅340.4mm、奥行き237.6mm、厚み11.5mm、1.51kg。カラーはシルバー/スターライト/ミッドナイトに加え、新色のスカイブルーが追加された。 プロフェッショナルクリエイター向けのデスクトップPC「Mac Studio」も2023年のM2 Ultra搭載モデル以来の更新。M4 Max搭載モデルのほか、“Mac史上最もパワフル”と謳う最新のM3 Ultra搭載モデルが用意される。 新たに発表されたM3 Ultraは2つのM3 Maxダイを組み合わせた構成で、24高性能コアと8高効率コアを備えた最大32コアCPUを搭載。M2 Ultraの最大1.5倍、M1 Ultraの最大1.8倍のパフォーマンスを誇る。また、M2 Ultraの2倍、M1 Ultraより最大2.6倍高速という最大80コアのGPUを搭載するほか、2つのダイで32コアのNeural Engineを内蔵する。 ユニファイドメモリとストレージは、M4 Max搭載モデルが最大128GB+8TB、M3 Ultra搭載モデルが最大512GB+16TBを選択可能。ワイヤレスネットワークはWi-Fi 6Eに対応、インターフェイスはThunderbolt 5×4（M3 Ultra搭載モデルはさらに2ポート）や10ギガビットLANなどを備える。 外形寸法は幅197mm、奥行き197mm、高さ95mm。重量はM4 Max搭載モデルが2.74kg、M3 Ultra搭載モデルは3.64kg。