「CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT」～優れた操作性をもつ圧倒的コスパの軽量マウス～

MSI「CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT」　実勢売価税込4,300円前後（2022年6月現在） 製品情報（MSI）

まずはトップバッターとして、大ヒットになった「CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT」からチェックしていこう。この製品のアイデンティティと言えば「すべてのパーツに対し可能な限りの軽量化を施した」と謳う設計マインドにより実現した、わずか65gの軽量デザインだ。 eスポーツシーンのトッププレイヤーにも多数採用されたことで、昨今のゲーミングマウス市場では、しばらく前から70gを下回る軽量モデルがトレンドになっている。その中にあって「CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT」は最軽量というわけではないものの、圧倒的なコストパフォーマンスの高さで話題になった。価格がこなれてきた現在では、なんと最安3,000円前後から買えてしまう。

使い手を限定しない左右対称デザインを採用。本体重量はわずか65gだ

それでいてパフォーマンスは一級品で、マウスセンサーは最大16,000dpiの分解能に対応するPixart「PWM3389」を搭載。トラッキング速度は400IPS、ポーリングレート1,000Hz（1ms）というハイエンド級スペックを備えている。 ボディは扱いやすい左右対称のスリム形状を採用し、両サイドはダイヤモンドパターンを施した滑り止めグリップ付き。マウスボタンはプログラム可能な全6ボタンを実装、左右クリックには6,000万回耐久のオムロン製スイッチがチョイスされている。

マウスセンサーは最大16,000dpiに対応する光学式のPixart「PWM3389」を搭載。内部にはその他の各種スイッチやコネクタを含め、無理のないレイアウトで収められている

なだらかに傾斜した、やや背丈が低めのボディ。サイドにはダイヤモンドパターンの滑り止めが施されている

オムロン製スイッチを採用する、セパレートタイプの左右クリックボタン	左側にはサイドボタンを実装。触れるには意識して指をもってくる必要があり、誤爆の心配はない

手のひらで覆われるボディ後方には、直下にRGB LEDを内蔵したMSIのドラゴンロゴがレイアウトされている

PTFE（テフロン）製ソールを貼り付けた底面。ソールは前方に2つ、外周に沿う形で後方に1つを備えている

さらなる低価格化で魅力倍増、誰でも気軽に手に取れる軽量マウスの傑作

軽量マウスとしてはやや余裕のあるボディをもつ「CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT」は、軽さだけでなく洗練された形状による抜群のフィット感も大きな魅力。特にMSIが推奨するつまみ持ち・つかみ持ちにおいて、優れた適性を備えている。実際にグリップしてみると、重量による抵抗の少なさも相まって、想像以上にハイレベルな一体感を感じるはずだ。 そして最上位グレードのセンサーを搭載することによる、良好な操作性もトピックに挙げられる。大ぶりにマウスを振り回してもカーソル飛びが起こることはなく、トラッキングも極めて正確。浅めで軽快、端切れの良いボタンはクリック速度と精度の両面で優秀であり、トータルで完成度の高いマウスという印象だ。それが3,000円～4,000円台半ばの低価格で手に入るというのは驚きで、エントリーユーザーが最初に手に取る軽量マウスとしても手放しでオススメできる。