「Front Vented Steel Panel」の背面には、120mmファンが3基増設できる。ちょうどこの裏側がCPU冷却チャンバーで、360mmサイズまでのラジエーターが搭載可能。CPUを冷却するオールインワン型水冷ユニットを導入する場合は、この搭載スペースを利用することが推奨されている。
|
| 「Front Vented Steel Panel」を外すと、冷却ファンおよびラジエーターを固定するブラケット「Front Radiator Mount」が姿をあらわす |
シャーシ側に装着されているブラケット「Front Radiator Mount」は、上部2本のネジで固定されており、冷却ファンおよびラジエーター搭載時には取り外して作業することができる。

そして、CPU冷却チャンバー後方には、着脱可能なプラスチック製カバー
「Radiator Chamber Diverter Duct with Brush」が装着されている。「AIR 5400」シリーズを象徴する独自パーツのひとつで、上部には隙間を塞ぎつつ水冷チューブを通す
「vertical polymer brush」が装備されている。 取り外し方法は、ボトム側で固定しているハンドスクリューを緩め、続いてフロント寄りに縦方向へ並んだ3つのロックタブを上方向へスライドさせる。なお、背面には「Cable Management Tray」があるため、作業時は干渉に注意したい。
|
| 「Radiator Chamber Diverter Duct with Brush」は、CPU冷却チャンバーのエリアを仕切る役割を果たす、プラスチック製のカバー。上部の隙間を埋める素材にナイロン製のブラシ(vertical polymer brush)が選択されている点はユニークだ |
CPU冷却チャンバーは、前面から外気を直接取り込み、「Radiator Chamber Diverter Duct with Brush」により最短経路で外部へ排出する構造を採用している。これにより、従来の冷却スタイルでネックとなる”PCケース内部の熱の影響”を受ける事がない。 さらに資料によると、エアフローを最適化するプラスチック製の”仕切り板”は、ラジエーターの性能を最大限に引き出すべく角度も調整されているという。このように明確かつ徹底した設計思想は、従来モデルを大きく引き離す説得力を備えている。 なお注意書きとして、冷却ファン+ラジエーターの厚さは最大70mmをサポート。PCケースが大型であるため、
チューブは最低でも380mm以上が必要で、400mm以上が推奨されている。
スチール製トップパネルを外すと、マザーボードやグラフィックスカードが搭載される「GPU・M/B冷却メインチャンバー」の上部に、120mmファン3基が搭載できる
「Top Fan Trays」が露わになる。さらに、筐体内部側にはプラスチック製の
「Top Panel Airflow Duct」が装着され、増設した冷却ファンのスムーズな排気をサポートする役割を果たす。
|
| 「Top Fan Trays」は、2つの凸部(後方)を引っ掛け、1本のネジ(前方)で固定。冷却ファン増設時には取り外して作業ができる |
なお、120/240/360mmサイズのラジエーターも搭載自体は可能だが、前述のとおり基本的には推奨されていない。DIY水冷など独自のエアフローを構築する場合は、シャーシにツメで固定されている「Top Panel Airflow Duct」を取り外す必要がある。
|
| 前方1箇所のツメで固定された「Top Panel Airflow Duct」は、工具不要で簡単に取り外しが可能 |