次に、CFV235の内部構造を詳しく解説していこう。メインチャンバーと電源ユニットキャビンの2分割構造を採用したシャーシが、どのような設計思想でまとめられているのか。独特のスタイルがどんなメリットを生みだすのか。そして、エアフローレイアウトは本当に有利なのか。気になるポイントは多く、見どころは盛りだくさんだ。

なお、内部構造を確認するにあたっては、左右のサイドパネルはもちろん、トップパネルからフロントパネルまで取り外し、可能な限り丸裸の状態にして細部をくまなくチェックしていく。製品情報やマニュアルからは読み取れない部分が必ずあるはずだ。
メインチャンバー側で最も広い面積を確保しているのが、マザーボードトレイだ。おさらいすると、CFV235の対応マザーボード規格はCEB、ATX、MicroATX、Mini-ITXとされ、うちATXとMicroATXは背面コネクタマザーボードがサポートされている。

なるほどよく観察すると、スルーホールに紛れるような格好で非常に多くのカットアウトがある。またトレイ面には出荷時より合計9本のスタンドオフ(台座)が装着済みで、うち2段目の中央はマザーボードの位置決めに役立つ、段差付きの「肩付きスタンドオフ(shoulder standoff)」が装着されていた。
改めて、CFV(セントラル・フローティング・ベンチレーション)を採用するCFV235は、下部のユニットを「電源ユニットキャビン」と呼んでいる。一般的なミドルタワーPCケースならボトムカバーに相当する部分で、内部には電源ユニットおよびストレージ収納エリアが設けられている。ちなみに電源ユニットキャビンのサイズは実測で幅235mm、奥行き460mm、高さ100mmだった。
そんな電源ユニットキャビンの内部を右側面から確認すると、後方は電源ユニット搭載スペースに割り当てられている。内部高約95mmの庫内には、奥行き200mmまでの電源ユニットが搭載可能。隣同士でスペースを共有するシャドウベイユニットまでは、実測で約285mmあり、有効スペースの公称値200mmはずいぶんと控え目な数値のようだ。