ここからはCFV235のストレージ収納力を確認していこう。搭載エリアは計2箇所で、メインとなるのが電源ユニットキャビン前方に配置された、シャドウベイユニットだ。コの字型のスチール製プレートは底面から2本のインチネジで固定。ボックス状の構造。その中にはプラスチック製の専用トレイが1台装備されている。このトレイには2.5インチSSDまたは3.5インチHDDが最大2台まで搭載可能。現代のミドルタワーPCケースとしては、平均レベルといえよう。

搭載方法は、まずボトム面からインチネジを2本外して、シャドウベイユニットを一度取り外すところから始まる。その後、ユニット上部の天板に2.5インチSSDまたは3.5インチHDDの底面をベタ置き固定する形でネジ留めを行う。さらに内部の専用トレイには2.5インチSSDなら底面ネジ留め、3.5インチHDDなら両サイドの突起をネジ穴にはめ込むツールフリー式で固定ができる。
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| シャドウベイユニットは底面から2本のネジで着脱が可能 | |
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| 天板部への固定はシャドウベイユニット内部から、それぞれの底面をネジ留めする | |
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| プラスチック製の専用トレイは、3.5インチHDDをツールフリーで固定可能。2.5インチSSDは底面のネジ留め式 | |

なお、3.5インチHDDを搭載する際には ネジ穴の位置を事前に確認しておく必要がある。多くの3.5インチHDDは側面と底面に3つのネジ穴を備えているが、モデルによっては中央のネジ穴が存在しないタイプがある。
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CFV235のシャドウベイユニットは、この“中央のネジ穴なし”のHDDには基本的に対応しづらい。というのも、プラスチック製の専用トレイ側面にはコネクタ側と中央の2本分の突起しか用意されておらず、中央のネジ穴がないHDDでは突起位置が合わない。さらに天板側にベタ置きで固定する場合も同様で、左右各2本のネジ位置はコネクタ寄りのみ。そのため、中央のネジ穴を持たないHDDでは、コネクタ側2本だけでの固定になってしまう。 ちょっとしたところだが、汎用性を高めるなら想定されるHDDの穴位置パターンをすべてカバーする設計が望ましい。ここは改善を期待したい。

2箇所目のストレージ収納スペースが、マザーボードトレイ背面の上部に装着されている
「2.5インチ専用ブラケット」だ。シャーシにはハンドスクリュー1本で固定されており、スチール製ブラケットには2.5インチSSD 2台分のネジ穴が用意されている。ここに底面から計4箇所を付属の
「Motherboard screws & 2.5” SSD screws」でベタ置きによるネジ留めを行う。
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| シャーシへの固定は片方をシャーシ側のフックに掛けて位置決めし、もう片方をハンドスクリューでネジ留め。確実かつオーソドックスな手法 |
拡張スロットはATX規格対応のミドルタワーPCケースの標準である、全7段。独立した拡張スロット金具には、パンチング加工による円形の通気孔が設けられ、各々はインチネジで固定されていた。なおCFV235はグラフィックスカードの垂直マウントは想定されておらず、シャーシの枠はブリッジレスタイプが採用されていた。
マザーボードトレイには「グラフィックスカードホルダー」が標準で装備されている。逆L字型のヒンジとクッションの役割を果たす「Adhesive foam pads for graphic card holder」で、長尺重量級グラフィックスカードの末端を支える。

なおヒンジを固定するスリットは、後方寄り(A)と前方寄り(B)の計2本で、上下は約110mmの範囲でスライド。スリットの使い分けは、(A)はカード長が285mm以上、(B)がカード長が285mm以下の場合で、搭載するグラフィックスカードの厚さや形状より、柔軟に調整ができるようになっている。