CFV(セントラル・フローティング・ベンチレーション)を軸としたエアフロー設計は、このモデル最大の特徴だ。ここからはこれらを構成する冷却ファンおよびラジエーターレイアウトをポジション別に解説していく。
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| スペックは700~1,600rpm±10%で、軸受けにはFDBベアリングが採用される。なお製品情報にリンクされているのは通常回転ファンにつき、スペックはやや異なる |
まず前方右側面の縦列には
「UNITY 240 ARGB」リバースブレードファンが標準で装備されている。グローバル市場では単品販売されている通常回転ファン同様、フレーム部分にはARGBサイドストリップを内蔵。複数のケーブルを必要とせず、スマートに配線ができる。なお右側面はサイドファン専用のスペースで、ラジエーターの換装はサポートされていない。
外装トップパネルを外すと、シャーシ側天板には冷却ファン搭載スペースがあらわになる。ここには120mmまたは140mmファンが3基増設可能。またラジエーターは120/140/240/280/360mmサイズがマウントできる。 ネジ穴はスリットタイプで、固定位置の微調整に対応。オールインワン型水冷ユニットを導入する多くのユーザーは、この位置にラジエーターを設置する事になるだろう。
リア部には標準で120mm ARGB PWMファンが標準で装備されている。スペックは回転数が500~1,400rpm±10%で、静音志向の排気ファンとして内部の熱を常時排出する役割を担っている。なおこのスペースには120mmサイズラジエーターの搭載がサポートされている。
メインチャンバーの底面には、120mmファンを最大3基増設できる。近年はボトム面に冷却ファンの搭載スペースを設けるPCケースが増えており、グラフィックスカード方向へ直接風を送り込める点は、周辺の熱だまりを解消し、VGAクーラーのパフォーマンス向上にも期待ができる。

CFV235の場合は、最大の特徴である セントラル・フローティング・ベンチレーションが加わることで、他のPCケース以上にボトムファンの存在意義は大きい。それだけに、この部分がオプション扱いになっているのはやや不可解だ。特にCOUGARはカタログモデルとして
「UNITY 360 ARGB REVERSE BLADE」をラインナップしているだけに、ここは標準装備にすべきではなかったか。
マザーボードトレイ背面の前方上段部分には標準で
「ユニバーサルファンハブ」が装備されている。実測で幅約190mm、高さ約20mmの基板には、各6口の4pinファンコネクタと3pin ARGBコネクタを用意。SATA電源ケーブルを接続することで、最大6基の冷却ファンおよびARGB LEDの電源供給を可能としている。さらに、基板右端のLEDコネクタケーブルは左側面下部のRGBボタンと接続されており、発光パターンをケース側のボタンから一括で切り替えることができる。
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| 出荷時ではサイドとリアのファンコネクタケーブルが接続されており、各4口が利用可能(※付属の「LED Strip」でARGBコネクタは1口を消費する) |