いずれも1月中に解禁予定

NVIDIA Corporation（本社：アメリカ・カリフォルニア州）は2024年1月8日（現地時間）、CES 2024に合わせて行われた基調講演にて、「Ada Loveless」アーキテクチャを採用する最新グラフィックスカード「GeForce RTX 40 SUPER」シリーズを発表した。 「GeForce RTX 4080 SUPER」は、2022年11月にリリースされたGeForce RTX 4080のアップグレードモデル。GeForce RTX 4080からCUDAコア数が増加している他、メモリクロックも引き上げられており、GeForce RTX 3080 Tiと比較して最大2倍のパフォーマンスを発揮するという。 シェーダ性能は52 Shader TFLOPS、RTコア性能は121 RT TFLOPS、Tensorコア性能は836 AI TOPSで、NVエンコーダはAV1/H.264に対応。L2キャッシュは64MB、TGPは320W、ビデオメモリはGDDR6X 16GBを搭載し、メモリスピードについては現状明らかにされていないが世界最速になるという。なおグローバル向け市場向けには1月31日に解禁予定で、市場想定売価は999ドル。 「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」は、2023年1月にリリースされたGeForce RTX 4070 Tiのアップグレードモデル。GeForce RTX 4070 TiからCUDAコア数が増加している他、メモリバス幅が192bitから256bitに、ビデオメモリの容量も12GBから16GBに拡張され、ゲームだけでなく生成系AI処理でのパフォーマンス向上も期待できる。 シェーダ性能は44 Shader TFLOPS、RTコア性能は102 RT TFLOPS、Tensorコア性能は706 AI TOPSで、NVエンコーダはAV1/H.264に対応。L2キャッシュは48MB、TGPは285W、ビデオメモリ種別はGDDR6Xで、GeForce RTX 3070 Tiとの比較で2.5倍の性能を発揮するという。なおグローバル市場向けには1月24日に解禁予定で、市場想定売価は799ドル。 「GeForce RTX 4070 SUPER」は、2023年4月にリリースされたGeForce RTX 4070のアップグレードモデル。CUDAコア数はGeForce RTX 4070から20％増加し、GeForce RTX 3090を上回るパフォーマンスを発揮することができるという。 シェーダ性能は36 Shader TFLOPS、RTコア性能は82 RT TFLOPS、Tensorコア性能は568 AI TOPSで、NVエンコーダはAV1/H.264に対応。L2キャッシュは36MB、TGPは220W、ビデオメモリはGDDR6X 12GBを搭載する。なおグローバル市場向けには1月17日に解禁予定で、市場想定売価は599ドル。

DLSS 3を有効にした場合、GeForce RTX 4070 SUPERでもGeForce RTX 3090の1.4倍前後の性能を発揮する

GeForce RTX 40 SUPERシリーズではワットパフォーマンスの高さもメリットのひとつ	DLSS 2までの対応になるゲームでもGeForce RTX 4070 SUPERはGeForce RTX 3090を上回る