サイコム「Premium-Line X570FD-A」　基本構成売価税込240,630円 製品情報（株式会社サイコム）

PCケースや水冷クーラーは人気のFractal Design製、白×黒のスマートな内観にも注目

「本当に良いものを、できるだけ長く使ってほしい」をコンセプトに、2015年9月に誕生した「Premium-Line」。既存BTOパソコンのようなスペック面の充実だけではなく、標準の2年保証、さらに無償でのオーバーホール、PCパーツのアップグレードのサポートまで、購入後の長期に渡るアフターケアを含めたサービスの提供が大きな特徴だ。

ソフト面の充実が「Premium-Line」のゆえん。特にメンテナンスを代行してくれる無償オーバーホール、最新パーツの購入サポートや下取りサービスを相談できるアップグレードサービスは、PCに詳しくないユーザーにはとても嬉しい

今回検証する「Premium-Line X570FD-A」は、「Premium-Line」シリーズとしては初めてのAMD製CPU採用モデル。Ryzenシリーズの登場以来、AMD製CPUの人気が高まっていることから、「Premium-Line」にもAMDモデルを加えて欲しいという要望が多かったそうだ。標準構成で搭載するのは8コア/16スレッドの「Ryzen 7 3700X」だが、カスタマイズで12コア/24スレッドの「Ryzen 9 3900X」や、16コア/32スレッドの「Ryzen 9 3950X」も選択可能。高いCPU性能の要求にも対応できる。

「Fractal Design」製パーツを採用した白×黒基調の外観が印象的。BTOパソコンでこれだけ洗練された外観の製品はそう多くないだろう

加えて注目したいのが、スウェーデンのPCパーツメーカー「Fractal Design」社とのコラボレーションだ。スカンジナビアデザインのシンプルかつモダンな外観と、確かな機能性が自作PCユーザーの心を掴んで離さない、言わずと知れた自作PC業界での人気メーカー。「Premium-Line X570FD-A」では、2月に発売されたばかりの最新PCケース「Define 7」を採用するほか、CPUクーラーに「FD-WCU-CELSIUS-S24-BK」、電源ユニットに「ION+ 660P」と、計3つのFractal Design製パーツが使用されている。マザーボードやグラフィックスカード、メモリーなども白または黒基調のパーツが選定されており、統一感のある内外装にサイコムのこだわりが感じられる。

評価サンプルのグラフィックスカードには、ASUS「DUAL-RTX2070-O8G-EVO」を搭載。デュアルファン仕様で、シンプルな外観がFractal Designの製品群ともよくマッチしている。性能的にもハイエンドなゲーム、画像・動画編集に対応可能だ

マザーボードはAMD X570チップセット搭載のASUS「PRIME X570-PRO/CSM」、グラフィックスカードはNVIDIA GeForce RTX 2070搭載のASUS「DUAL-RTX2070-O8G-EVO」。さらにストレージにはPCI-Express4.0対応のNVMe SSD「CSSD-M2B5GPG3VNF」を標準搭載し、シーケンシャルリード毎秒5,000MB/sec超えの超高速データ転送が可能だ。第3世代Ryzenとの組み合わせにより、ゲーミングからクリエイティブまで幅広くこなすパーツが選択されている。