トップパネルはほぼ通気孔仕様

高エアフロー設計だけに、トップパネルの八割方は通気孔仕様。複数のハニカム状の穴は、マグネット固定式の防塵フィルターで覆われている。なおフィルターサイズは実測で幅約143mm、長さ約375mmにもおよぶ。

左強化ガラス、右ソリッド+通気孔仕様の両サイドパネル

上下2本のハンドスクリューで固定された、左右のサイドパネル。そのうち向かって左側は4mm厚の強化ガラスが採用されている。パネルの前後にはメタル製の枠が装着され、ベゼルを除く多少色味掛かったガラス開口部は実測で幅約365mm、高さ約415mmといったところ。開放的な窓からは内部の構成パーツが常に鑑賞できる。 一方の右サイドパネルは、基本ソリッドパネルながら下段に通気孔を用意。ボトムカバーに沿って解放することで「F-LUX PLATFORM」を作り上げている。これについては、のちほどじっくり解説する事にしよう。

ボトムカバーに沿って通気孔が設けられた右サイドパネル。スリット部分には背面にマグネット固定式の防塵フィルターが標準装備されている

リアパネルレイアウト

本体背面に回り、リアパネルをチェックする。まず上段右手には標準装備の120mmファンがネジ留めされており、その左手はマザーボードのバックパネル用にカット。中段は全7段の拡張スロット金具が積み重なり、最下段の大きな開口部には、ボトムマウントの電源ユニットが固定される。モデル特有のギミックは見当たらないが、標準120mmファンからトップパネルまではスペースが確保されており、ラジエターの装着に配慮されたレイアウトである事が読み取れる。

ボトムパネルデザイン

構成パーツを組み込む前の身軽なうちに、ボトムパネルデザインを見ておこう。まず四隅にはプラスチック製の台座（インシュレーター）が備わり、設置面には滑り止めゴムが装着済み。パネル面は後方にスライド固定式の防塵フィルターと通気孔があり、電源ユニットの固定部である事が分かる。

台座は高さ約20mmで、設置面との空間を確保。滑り止めゴムは控え目なサイズで、実測約18x8mm程度	後方スライド固定式の防塵フィルターは、実測で幅約145mm、長さ約190mm。電源ユニット内蔵ファンをホコリから守る