MSI「Optix MAG274QRF-QD」　市場想定売価税込69,000円前後（2021年2月25日発売） 製品情報（MSI）

RAPID IPSと量子ドット技術を採用する高精細ゲーミング液晶

まずは基本スペックを確認してみよう。「Optix MAG274QRF-QD」は、WQHD（2,560×1,440ドット）解像度に対応する27型ゲーミング液晶ディスプレイ。最高リフレッシュレートは165Hz（DisplayPort接続時）で、応答速度1ms（GtG）、静的コントラスト1,000:1、輝度300cd/㎡とされる。液晶パネルは視野角変化が少なく、発色に優れるIPS方式で応答性はやや劣るというのがこれまでの認識であった。しかし「Optix MAG274QRF-QD」に採用されているRAPID IPSでは、従来から4倍高速な応答性を実現している。 さらに量子ドット技術により、一般的な液晶よりも正確な色を効率よく取り出すことができるため、最大表示色は約10億7,300万色に対応。色域はデジタルシネマ向けのDCI-P3を約97％、DTPなどプロフェッショナル向けのAdobeRGBを99%、一般的なデジタルデバイスで広く使用されるsRGBも100％カバーしている。高精彩かつ正確な画質で、クリエイターやプロフェッショナル向けのハイエンドモデルに並ぶ色彩表現を可能とした。 もちろん主役のゲーミング機能も豊富で、ディスプレイ同期はNVIDIA「G-Sync Compatible」を搭載。対応するグラフィックスカードとの組み合わせで、スタッタリングやティアリングなどの同期ズレを防止して滑らかな映像でゲームプレイが可能だ。その他露出を抑えながら暗部を持ち上げ視認性を高める「ナイトビジョン」、モーションブラーを軽減する「アンチモーションブラー」、練習用のクロスヘアを表示する「スクリーンアシスタンス」、8つの画質プリセットモードを搭載するほか、画面のチラつきを抑えるフリッカーフリー技術、目の負担を軽減するブルーライトカット機能を装備。入力インターフェースは、DisplayPort 1.2a×1、HDMI 2.0b×2、さらに5V/3A（15W）までの電源供給に対応するUSB Type-C（DP Alt mode）×1の4系統を備えている。