冷却ファン&ラジエーターレイアウト
次にNorthの冷却ファンおよびラジエーター搭載スペースをチェックしよう。前面の天然素材に隠された背後は、ほぼ全面が通気孔仕様。第一印象は「見た目重視」と思われがちだが、特に左サイドパネルがメッシュ仕様を選択すれば、密閉部の面積が少ないミドルタワーPCケースである事が分かる。
詳細マニュアルには、最大で8基の搭載可能冷却ファン、およびフロント360mmサイズとトップ240mmサイズラジエーターが共存できるエアフローレイアウトが紹介されている。これを参考に、実際の搭載スペースをくまなく解説していこう。
冷却ファンレイアウト（1）：フロントファン
- 冷却ファン：120mm x3基または140mm x2基
- ラジエーター：120/140/240/280/360mmサイズ
長さ約410mm、10本のウォールナット背後のシャーシ面には120mmファン3基または140mmファン2基が搭載可能。出荷時にはFractalのカタログモデル
「Aspect 14 PWM」が2基標準装備されている。
さらに対応ラジエーターは120/140/240/280/360mmサイズで、高冷却を必要とするハイエンド構成の備えもできている。ちなみに140mmおよび280mmサイズラジエーターは、それぞれ幅151mmまでの制限付き。機材選定時には念のため確認しておこう。
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Aspect 14 PWMは、シャーシの外側に搭載するため、ネジ留めは筐体内部より行うことになる
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Aspect 14 PWM･･･140x140x25mmファン。回転数は500～1,700rpmで、騒音値10～35.5dBA、風量20～78CFM、静圧0.3～2.05 mmH2O。MTBFは90,000時間とされ、ケーブル長は500mm
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冷却ファンレイアウト（2）：トップファン
- 冷却ファン：120/140mm x2基
- ラジエーター：120/240mmサイズ
メッシュ仕様のトップパネルを外すと、120/140mmファン2基が増設できる搭載スペースが露わになる。残念ながら360mmサイズラジエーターの搭載は適わないが、120mmまたは240mmサイズのラジエーターが搭載可能。豊富な選択肢からチョイスができる。なおトップ天板にラジエーターを搭載する場合、幅は122mmまで。さらにメモリスロットが隣接するため、メモリ高は35mmまでに制限される。
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複数のスリットはデザインに紛れてネジ穴の役割を果たす。なおシャーシ側トップパネル着脱機構の採用は見送られた
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