が2025年最後に用意したのが、フルタワーPCケース「Epoch XL」だ。今年7月11日より国内での一斉販売がスタートしたミドルタワーPCケース
「Epoch」については、詳細レビューをお届けしているが、その兄弟機にあたる。 画像を見る限りでは、両者の違いは単純なサイズ差のみに映るかもしれない。しかし、仕様を整理していくと、ボディサイズの大型化による恩恵は確かに存在し、兄弟機でありながら用途が重ならない、明確な棲み分けがなされていることがわかる。

一方で、「XLでなくても十分」というユーザーがいるのも事実だろう。その見極めをするうえでも、Epoch XLの立ち位置を把握しておくことは無駄にはならない。本稿では無印Epochを意識しつつ、Epoch XLに秘められた特徴や魅力を順に確認していく。
次に、Epoch XLのラインナップを確認しておこう。Fractal Designは、一度に複数のバリエーションを投入することが多いメーカーだ。代理店や販売店にとっては悩ましい側面もあるが、ユーザーにとっては後から上位モデルや別仕様が追加される心配がなく、選びやすいというメリットがある。まずは製品型番と価格を整理していこう。
税込22,500円前後
税込22,500円前後
税込22,500円前後
税込26,580円前後
税込26,580円前後
ラインナップを整理すると、構成は比較的シンプルだ。ブラックカラーで左側面がソリッドパネル仕様の基本モデル「Epoch XL Black Solid」を筆頭に、左側面に強化ガラスパネルを採用し、フロントにMomentum 140mmファンを3基搭載した「Epoch XL Black TG」シリーズ、さらにフロントにMomentum RGB 140mmファンを3基搭載する「Epoch XL Black TG RGB」シリーズを用意する。基本モデルを除き、カラーはブラックとホワイトの2色展開となり、合計5モデルで構成される。
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| Epoch XL Black Solid | Epoch XL White TG RGB Clear Tint |
なお今回は5モデルの中から
Epoch XL White TG Clear Tint(型番:FD-C-EPO1X-03)を国内代理店の
株式会社アスク(本社:東京都千代田区)より借用し、検証を進めていく。
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| Epoch XL White TG Clear Tint(型番:FD-C-EPO1X-03) 市場想定売価税込22,500円前後(2025年12月5日発売) |
イントロダクションの最後に、スペック表からEpoch XLの概要を把握しておこう。ケースタイプはフルタワーで、対応マザーボードは幅最大275mmまでのE-ATXを筆頭に、ATX、MicroATX、Mini-ITXをサポート。さらにATXおよびMicroATXは背面コネクタマザーボードも搭載できる。 また素材は主素材にスチール、副素材に強化ガラスとプラスチックを採用。外形寸法は幅240mm、奥行き503mm、高さ509mmで、重量は約9.64kgとされ、強化ガラスを使ったフルタワーではあるものの、10kg以下に収められている。なお、ミドルタワーのEpochと比較すると、幅で+25mm、奥行きで+56mm、高さで+40mm大型化されている。そして重量は+1.95kgで、思いのほか重量差は少なく感じた。

なおパッケージサイズは幅約353mm、奥行き602mm、高さ606mmで、付属品および緩衝材を含めた全重量は11.61kg。大型パッケージだけに店頭からの持ち帰りにはカートが必須で、筆者なら無理をせず運送会社任せにするだろう。