ベンチマークテスト：3DMark Speed Way

ベンチマークテストのトップバッターは、3Dベンチマークテストの定番である「3DMark」から。一般的なラスタライズとレイトレーシングを併用、最新技術を用いた負荷がかけられるDirectX 12 Ultimate対応テストの「Speed Way」を動作させてみよう。 GeForce RTX 4070 Ti SUPERは上位コアを採用するほか、メモリ周りが増強されていることもあり、GeForce RTX 4070 SUPERから20％以上もスコアが改善している。ベンチマーク中のフレームレートも、ゲームにおける快適プレイの水準を問題なくクリアする約65fpsをマーク。重量級の負荷をかける「Speed Way」においても滑らかな描画が可能だった。

ベンチマークテスト：3DMark Time Spy

次も同じく「3DMark」から、現行のゲーミングシーンでは最も一般的と言えるDirectX 12を使用した「Time Spy」を実行。テストプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方を使用して計測を行っている。 WQHDテストの「Time Spy」ではGraphics Testにおけるフレームレートが約140～160fps以上に達しており、ゲーミング液晶の性能を引き出せる高水準な結果に。4Kテストの「Time Spy Extreme」でも最大80fpsに迫るフレームレートを叩き出しており、重量級タイトルでも快適な4Kゲーミングが狙える。 GeForce RTX 4070 SUPERとの比較でも差が大きく、より負荷の大きな「Time Spy Extreme」でスコア差が拡大しているあたり、メモリ周りの性能が強化された影響も出ているようだ。

ベンチマークテスト：3DMark Fire Strike

「3DMark」のラスタライズ系ベンチマークのラストは、いまだ採用タイトルの多いDirect X11に対応する「Fire Strike」だ。テストプリセットは「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類すべてを実行している。 ベンチマーク中におけるGraphics Testのフレームレートをチェックすると、フルHDの「Fire Strike」では最大で約280fps、WQHDの「Fire Strike Extreme」でも約160fpsをマーク。高リフレッシュレートのゲーミング液晶を組み合わせても十分にポテンシャルを引き出せるパフォーマンスを備えている。4Kテストの「Fire Strike Ultra」でも最大で80fps以上をマーク、重量級タイトルでも十分に快適なプレイが狙えそうだ。 またGeForce RTX 4070 SUPERとの比較では、負荷が重くなるごとに差が拡大していく傾向はDirect X11環境でも変わらないようだ。