「HELLDIVERS 2」でも確認しておこう。グラフィックス設定はプリセットで”ウルトラ”を選択し、レンダリングスケールは”通常”に設定した。フレームレートは「CapFrameX」で、チュートリアルの一定ルートを移動した際の値を記録した。
ここまでのタイトルと比べると、GPU負荷は高くなるが、フルHDなら平均フレームレートは余裕のある130fpsを記録。メインターゲット解像度となるWQHDでも、60fpsを超えと、快適なプレイを楽しめる。画質やレンダリングスケールを調節する必要はあるが、ゲーミングディスプレイの性能を引き出してのプレイを十分狙うことができる結果だ。
話題を集めたオープンワールドサバイバルクラフトゲームタイトル「Palworld」でも確認しておこう。画質はプリセットで”最高”を選択し、解像度はここまでと同じく3種類に設定。フレームレートは「CapFrameX」を使用して、パルに騎乗して一定ルートを移動した際の値を記録した。
4K解像度では60fpsを下回ったが、WQHDなら快適にプレイを楽しめる平均フレームレートとなっている。アーリーアクセス中のゲームタイトルのため、今後のアップデートでGPU負荷は変わる可能性もあるが、アップスケーリング技術のNVIDIA DLSSに対応しているので、GeForce RTX 4070搭載の「R5B554070PMNV」なら安心だろう。
ゲーミングパフォーマンスの最後は「Cyberpunk 2077 Phantom Liberty」で確認しておこう。画質はプリセット”ウルトラ”と”レイトレーシング：中＋DLSS バランス”の2種類を選択。解像度は3種類で、内蔵ベンチマークでフレームレートを計測した。
GPU負荷の高いゲームタイトルだが、平均フレームレートはWQHD解像度の最高画質でも60fpsを上回り、レイトレーシングを有効にした”レイトレーシング：中”では、DLSSを活用することで72fps台を維持できている。重量級ゲームタイトルだが、十分プレイを楽しめる結果だ。
テストセッションの最後は、ストレステストを実行して、「R5B554070PMNV」の高負荷時の挙動を確認しておこう。まずはCPUがフルロードされる「CINEBENCH R23」を実行。CPU温度などは「HWiNFO64 Pro」で記録した。
CPUに強烈な負荷をかける「CINEBENCH R23」だが、TDP65WのCPUだけあって、CPU温度（CPU (Tctl/Tdie) [°C]）は空冷CPUクーラーでも最高73.5℃と不安のない温度で、動作クロックも4,000MHz台の高クロックで推移しているのがわかる。
続けて「3DMark Speed Way Stress Test」を実行して、CPUとグラフィックスカードに負荷をかけた状態を確認してみよう。
GPUコア（GPU Temperature [°C]）温度は、60℃台で推移し、最大でも67.7℃に抑え込まれ、GPUコア内のホットスポット温度（GPU Hot Spot Temperature [°C]）も80℃前半と不安を感じない温度になっている。高発熱なGDDR6Xメモリは、80℃を超え、テスト後半では82℃を記録しているが、こちらも問題なく、ゲーミングパフォーマンステストを通してテクスチャーが崩れるなど、怪しい挙動は一切なかった。
またゲーム中はフルロードされることはないCPUは、テスト中はほぼ60℃台で推移していたので、こちらも不安なしだ。
最後にOS起動後10分間何もしなかった際をアイドル時としたほか、ストレステスト「CINEBENCH R23」「3DMark Speed Way Stress Test」実行時の騒音値を計測した。
机下に設置した際を想定し、筐体トップから斜め上に60cm程度のところで計測すると、ストレステスト実行中でも40dBAを切っていた。環境音の少ない深夜だと、ファンの動作音に気がつくが、集中を妨げるほどではなく、深夜のゲーミングでも家族にうるさいと言われる心配は無用だろう。
定番から重量級のゲームタイトルを十二分に楽しめるゲーミングパフォーマンスに加え、高いエアフローとともに筐体を鮮やかに彩るRGB LEDファン、そしてゲームプレイや写真、動画の編集中の集中を妨げない静粛性とコストパフォーマンスは優秀と言える。最新パーツにこだわらず、コスパ良い1台を探している人はPanoplia「R5B554070PMNV」を検討してみよう。
協力：シリアルテックジャパン株式会社
