ベンチマークテスト：ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは⼈気MMO RPGの最新版「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」ベンチマークからだ。「グラフィックス設定」は「最⾼品質」を選択し、フルHD（1,920×1,080ドット）、WQHD（2,560×1,440ドット）、4K（3,840×2,160ドット）の3種類の解像度で計測を⾏っている。
すべての解像度で判定は最高の「非常に快適」を獲得し、4K解像度までなら最高画質でも高リフレッシュレートな環境でゲームを楽しむことができる。またGeForce RTX 5080との比較では約3％スコアがアップしており、DirectX 11を使用するアーキテクチャがやや古めのゲームでもオーバークロックの恩恵は確実にある。
ベンチマークテスト︓Tom Clancy’s Rainbow Six Siege
タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のゲーム内ベンチマークの結果を確認しておこう。「API」は「DirectX 12」、「総合品質」は「最高」、「レンダリングのスケール」を「100」に変更し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
比較的負荷の軽いゲームということもあり、フレームレートは4K解像度で228fps、WQHD解像度で430fps、フルHD解像度では570fpsに達する。「GeForce RTX 5080 16G VANGUARD SOC LAUNCH EDITION」で「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」をメインにプレイする予定なら、ディスプレイもできる限り高リフレッシュレートなものを用意したい。ちなみにGeForce RTX 5080との差は「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」と同じで約3％だった。
ベンチマークテスト：Apex Legends
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のスコアも確認しておこう。「Apex Legends」にはプリセットが用意されていないため、できる限り高品質になるように設定して、射撃訓練場の一定コースを周回したときのフレームレートを「FrameView」で計測した。なお144Hzのフレームレート制限は解除し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類を選択している。
フルHD解像度やWQHD解像度では、300fpsのフレームレート上限に張りついてしまい、正直「GeForce RTX 5080 16G VANGUARD SOC LAUNCH EDITION」はオーバースペックだろう。また4K解像度ではGeForce RTX 5080より約4％高い286fpsを記録しており、4K/240Hzに対応する最新のハイエンドゲーミングディスプレイでもその性能を十分に引き出すことができる。
ベンチマークテスト：アサシン クリード ミラージュ
「アサシン クリード ミラージュ」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「グラフィック品質」は「最高」、適応品質は「オフ」、「アップサンプルタイプ」は「NVIDIA DLSS」、「アップサンプルクォリティ」は「バランス」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
4K解像度でもフレームレートは158fps、WQHD解像度やフルHD解像度では200fpsを超え、これまでのゲームと同じく、4K解像度までなら最高画質でも高リフレッシュレートな環境でゲームが楽しめる。また今回は「アップサンプルクォリティ」を「バランス」に設定しているが、より画質を重視した設定にしてみるのもいいだろう。
ベンチマークテスト：Forza MotorSport
「Forza MotorSport」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「ダイナミックレンダリングクオリティ」は「ウルトラ」、「NVIDIA DLSS」は「バランス」で、それ以外はいずれも最高画質になるように設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
4K解像度の最高画質設定でもフレームレートは100fpsを超える優秀な結果。またGeForce RTX 5080との比較では、4K解像度では約4％、WQHD解像度やフルHD解像度でも約3％上回るフレームレートを発揮する。
ベンチマークテスト：F1 24
「F1 24」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「詳細プリセット」は「超高」、「アンチエイリアス」は「NVIDIA DLSS」、「アンチエイリアスモード」は「バランス」、「フレーム生成」は「NVIDIA DLSS FG オン」、「ダイナミックレゾリューション」は「オフ」を選択し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行っている。
GeForce RTX 5080に比べると4K解像度やWQHD解像度では約5％、フルHD解像度でも約4％高いスコアをマークし、オーバークロックの影響は大きい。フレームレートも4K解像度で193fps、WQHD解像度で288fps、フルHD解像度では365fpsで、できる限り高速なリフレッシュレートのゲーミングディスプレイを組み合わせたい。
