ASUS「PN64-S7303AD」　市場想定売価135,720円 製品情報（ASUS）

コンパクトボディに破格のスペックを搭載した最新ミニマムPC

今回の主役は、久しぶりに編集部にやってきたASUSのミニサイズPC最新作「ASUS ExpertCenter PN64」だ。過去に検証してきた115mm角ボディの製品に比べれば一回り大きいものの、手のひらにのるサイズ感はそのまま。外形寸法は120×130×58mm、わずか0.9リットルの筐体に最大14コア/20スレッドのCore i7-13700Hを搭載するという、魅惑のハイスペック構成を特長とする。

モバイル版の第13世代または第12世代Intel Coreプロセッサを搭載する「ASUS ExpertCenter PN64」。強力なネットワーク機能と実用的なインターフェイスも備えている

グラフィックスはiGPUのIris Xe Graphicsが統合されており、最大4画面の4K出力に対応。基本はビジネス向けのマシンながら、ゲーミングユースにも対応できそうなGPU性能を備えている。 ネットワークは2.5ギガビットの有線LANに加えてWi-Fi 6に対応するなど、最先端の構成だ。さらにUSB PD給電に対応したUSB Type-C（DisplayPort 1.4にも対応）を搭載、電源の自由度の高さもトピックだろう。 その他の仕様としては、メモリスロットはDDR5 SO-DIMM×2を備え、最大32GB（16GB×2）を使用可能。ストレージはPCI Express 4.0(x4)対応のM.2 NVMe SSD×1、2.5インチSATA SSD/HDD×1を組み込むことができる。

本体のサイズに比べれば、かなり大きめな印象を受けるパッケージ。完成品PCタイプは付属品も充実しているようだ

パッケージに一緒に収められていた、アイソレーションデザインのUSBキーボードとUSBマウス。周辺機器を別途購入することなく作業環境が手に入る

なお「ASUS ExpertCenter PN64」は、Core i7-13700Hを筆頭にCore i5-13500H/Core i3-1220P搭載モデルをそれぞれラインナップ。さらに最大16GBのDDR5-4,800MHz SO-DIMMと256GBのPCI Express 4.0(x4)対応M.2 NVMe SSDを組み込み、Windows 11 Homeがプリインストールされた完成品PCとして販売される。 今回はASUS JAPANより、Core i7-13700Hとメモリ16GB、256GB SSDが組み込まれた「PN64-S7303AD」を借り受け、検証を行っていく。