ASUS「TUF-RTX4070TIS-O16G-GAMING」　市場想定売価税込179,680円（2024年1月24日発売） 製品情報（ASUS JAPAN株式会社）

大型の名物クーラーを備えたGeForce RTX 4070 Ti SUPER搭載のOCモデル

GeForce RTX 4070 SUPERの解禁からわずか一週間というスパンにて、GeForce RTX 40 SUPERシリーズの第2弾「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」が登場したのは、1月25日のこと。GeForce RTX 4070 Tiのアップグレード版にあたる“ハイエンドの入り口”といった立ち位置の最新GPUで、前世代からCUDAコアが増加するなど順当に性能が向上。メモリバス幅の拡張に加えビデオメモリもGDDR6X 16GBに増強されたことで、ゲーミング性能だけでなく生成系AI処理の分野でも大きな飛躍を遂げた。

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今回はそんなGeForce RTX 4070 Ti SUPER搭載グラフィックスカードの中から、ASUSの「TUF Gaming」シリーズに連なる「TUF-RTX4070TIS-O16G-GAMING」を取り上げる。

GPU解禁に合わせて店頭に登場した「TUF-RTX4070TIS-O16G-GAMING」。同シリーズのホワイトモデル、上位「ROG Strix」シリーズの製品と同時に販売が開始されている

「TUF Gaming」シリーズと言えば、その名の通り強靭さをイメージさせるミリタリー調のデザインと、冷却性能に定評のある最高レベルのクーラーがトレードマーク。「TUF-RTX4070TIS-O16G-GAMING」にも3.25スロットを占有する大型の3連ファンクーラーが備え付けられている。 冷却ファンには、風の直進性を高める工夫を施した大風量の「Axial-techファン」を採用。デュアルボールベアリングによる耐久性、IP5X準拠の防塵といったタフさに加え、“その道のプロ”であるショップ店員間でも「数あるクーラーの中でもトップクラスの静かさ」と声が上がることが多い抜群の静音性がトピックだ。

優秀なクーラーを備えることで知られている、「TUF Gaming」シリーズのグラフィックスカード。「TUF-RTX4070TIS-O16G-GAMING」にも独自ファンを組み込んだ大型の冷却機構が採用されている

さらに105℃環境で20,000時間の長寿命を誇るミリタリーグレードのコンデンサを採用するなど、コンポーネント面でもタフさを追求している。動作クロックはこうした装備に支えられたオーバークロック仕様になっており、ブーストクロックはデフォルトモード時2,640MHz、OCモード時2,670MHzにチューニング済み。アプリ「GPU Tweak III」を使用し、ユーザーがさらにカスタマイズを楽しむこともできる。 そのほか、メモリスピードは21Gbpsでメモリバス幅が256bit、ビデオメモリはGDDR6X 16GBが実装されている。

カードの外観とGPU名が大きくレイアウトされたパッケージ。背面には冷却機構や搭載コンポーネントの耐久性など、製品のトピックがまとめられている

なお、補助電源コネクタは12VHPWR×1を搭載し、推奨電源容量は750W。出力インターフェイスは、DisplayPort 1.4a×3とHDMI 2.1a×2の5系統を備えている。外形寸法は幅138mm、全長305mm、厚み65mm、カード全体の公称重量は1.315kgだ。