「ATTO Disk Benchmark 4.01」でシーケンシャル性能をチェック

「ATTO Disk Benchmark 4.01」でもシーケンシャルアクセス性能をチェックしておこう。

WD_BLACK SN8100 2TBの「ATTO Disk Benchmark 4.01」結果	WD_BLACK SN8100 1TBの「ATTO Disk Benchmark 4.01」結果

WD_BLACK SN850Xの「ATTO Disk Benchmark 4.01」結果	WD_BLACK SN7100の「ATTO Disk Benchmark 4.01」結果

「WD_BLACK SN8100」2TBでは読込最大13.92GB/s、書込最大13.15MB/sで、「WD_BLACK SN850X」や「WD_BLACK SN7100」と比較すると2倍以上。1TBでも読込最大13.92GB/s、書込最大11.10GB/sで、「CrystalDiskMark 8.0.6」と同じくほぼ公称値通りのパフォーマンスを発揮した。またデータサイズ128KB以上ではほとんどスコアにブレもなく、やはり転送速度も安定している。

「PCMark10」で実アプリケーションの性能をチェック

「PCMark10：Full System Drive Benchmark」を使い、実際のアプリケーション環境を想定した転送速度をチェックしていこう。

WD_BLACK SN8100 2TBの「PCMark10：Full System Drive Benchmark」結果

WD_BLACK SN8100 1TBの「PCMark10：Full System Drive Benchmark」結果

WD_BLACK SN850Xの「PCMark10：Full System Drive Benchmark」結果

WD_BLACK SN7100の「PCMark10：Full System Drive Benchmark」結果

「WD_BLACK SN8100」の「Bandwidth」は2TBが720.13MB/s、1TBが715.25MB/sで、500MB/s前半にとどまる「WD_BLACK SN850X」や「WD_BLACK SN7100」より30％以上高いスコア。また「Average access time」も7割前後まで短縮されている。これにともない総合スコアも2TBが4,712、1TBが4,629で、PCI Express 4.0(x4)接続のNVMe M.2 SSDの中ではトップクラスのパフォーマンスを発揮する「WD_BLACK SN850X」や「WD_BLACK SN7100」を40％以上も上回った。

「3DMark」でゲーム性能をチェック

続いて「3DMark」に実装されている「Storage Benchmark」を使って、ゲーム環境における性能をチェックしていこう。

WD_BLACK SN8100 2TBの「3DMark：Storage Benchmark」結果

WD_BLACK SN8100 1TBの「3DMark：Storage Benchmark」結果

WD_BLACK SN850Xの「3DMark：Storage Benchmark」結果

WD_BLACK SN7100の「3DMark：Storage Benchmark」結果

スコアの傾向は「PCMark10：Full System Drive Benchmark」に近く、「Average Bandwidth」は2TBが751.33MB/s、1TBが742.33MB/sで、「WD_BLACK SN850X」より約20％、「WD_BLACK SN7100」との比較では30％以上も上回る。さらに「Average access time」は「WD_BLACK SN850X」の約8割、「WD_BLACK SN7100」の約7割に短縮され、総合スコアも「WD_BLACK SN850X」から約25％、「WD_BLACK SN7100」からは30％以上高い結果になった。